日本ラッド株式会社は4月15日、カナダWedge Networksのセキュリティアプライアンス「BeSecure」を発表した。迷惑メール(スパム)対策とマルウェア対策の機能を備えた製品で、同日から販売を開始する。
BeSecureは、スパム対策とマルウェア対策の両機能を統合したゲートウェイアプライアンス。スパム対策にはクラウドマークのエンジンを搭載し、数億ユーザーのフィードバックを判定するレピュテーションデータベースにより、検知率99%、誤検知率0.00001%を実現している。また、マルウェア対策ではカスペルスキーのエンジンを採用しており、SMTP、HTTP、FTPのウイルス、スパイウェア対策を1台で行える。
導入は透過的に行えるため、ネットワークの設定変更は不要。またスパム対策、マルウェア対策の両機能とも初期設定が不要で、利用開始当日より全自動での運用が可能という。加えて、POP・IMAPをサポートしているため、メールサーバーがホスティングなどで社外に設置されていても利用できるほか、アクティブ-スタンバイの冗長構成をサポートする。
ラインアップはハードウェア性能の異なる4モデルが用意されるが、ライセンスは全モデルとも無制限ユーザーに対応する。価格は、推奨500ユーザーまでのモデルで98万円、推奨1000ユーザーまでのモデルで236万円、推奨3000ユーザーまでのモデルで396万円、最上位となる推奨1万ユーザーまでのモデルでは1722万円。次年度以降の更新料金は、それぞれ24万3000円、58万9000円、98万6000円、359万7000円。
■ URL
日本ラッド株式会社
http://www.nippon-rad.co.jp/
ニュースリリース(PDF)
http://www.nippon-rad.co.jp/ir/release/data/20090415.pdf
( 石井 一志 )
2009/04/15 14:14
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