Sun Java Systemを構成するソフトウェア群は、オープンなネットワークコンピューティングシステムであるため、迅速で容易なシステムの統合やアップグレードが可能となっている。ライセンス価格は、セットアップやトレーニング、サポートを含めて一本化されたほか、台数も無制限となっている。現時点での対応プラットフォームはサーバー、デスクトップ、開発者向け、管理者向けの各プラットフォーム。将来的には携帯機器やJava Cardなどを加えていく予定。
Sun Java Systemを構成するのは、以下のシステムソフトウェアとなる。
・Sun Java Enterprise System インターネットベースの企業システムを構築可能となる企業のネットワークソフトウェアやサービス全体を統合したもの。従来の「Project Orion」。
・Sun Java Desktop System StarOffice 7、Webブラウザ「Mozilla」、メーラー/コラボレーション・スイート、RealNetworksのRealONE、Macromedia Flashなどを含み、従来はProject Mad Hatterという名称で呼ばれていたデスクトップ環境。
・Sun Java Studio Enterprise 統合開発環境「IDE」、コネクタービルダー、プラグイン、Sun Java Enterprise Systemのフルランタイムを含む開発者用の統合ツールセット。