Enterprise Watch
最新ニュース

日本IBM、コールセンターなどを対象とした音声処理アプリケーションを発表


 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は9月24日、日本IBMが提唱するe-business対応アプリケーションに音声処理を可能とする「WebSphere Voice Server バージョン4.2」を発表した。

 WebSphere Voice Serverは、電話などの自動応答システムやWebSphereファミリー製品に音声応答の機能を追加することができるアプリケーション。従来のプッシュボタンによる階層型メニューから音声入力に置き換えることができ、コールフローを短縮することができる。また、Webベースのアプリケーションに音声インターフェイスを付加することができ、ブラウザの他、電話からもアクセスすることが可能。言語は日本語、英語をはじめ主なアジア、ヨーロッパで使われている15種の言語をサポートしている。

 今回のバージョンアップでは、VoiceXML 2.0などW3Cが提案する主な音声処理標準仕様をサポートした。これにより音声対応アプリケーションの作成や既存アプリケーションの音声インターフェイスの追加が容易となる。また、スーパーボイスと呼ばれる第三世代の連結方式音声合成エンジンが搭載され、より自然で高音質な合成音声を出力する自動応答システムを構築することができる。

 日本IBMではWebSphere Voice Serverについて、主にコールセンターやコンタクトセンターを運営・管理する企業、ボイスポータル、新しいサービスを企画している企業を導入対象としている。



URL
  日本アイ・ビー・エム株式会社
  http://www.ibm.com/jp/
  新製品ニュース
  http://www-6.ibm.com/jp/Products/news/031001/index.html


( 朝夷 剛士 )
2003/10/01 19:15

Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2003 Impress Corporation All rights reserved.