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ビジネスソリューション本部 本部長 加藤亨氏
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ITエンジニアリング株式会社は10月6日、米Primavera Systems Inc.(以下、Primavera社)のEPM(エンタープライズプロジェクトマネジメント)に対応したプロジェクト管理ソフトウェア「Primavera TeamPlay」日本語版、「Primavera Enterprise」日本語版、「P3e/c for Construction」日本語版の販売を開始したと発表した。
Primavera社は世界で350,000以上のユーザーをかかえるプロジェクト管理ソフトウェアベンダー。今回販売を開始した3製品は、個々のプロジェクト単位ではなく、企業レベル、組織レベルからそれぞれで進行しているプロジェクトをリアルタイムで管理することができる。また、スケジュールだけでなくリソース状況、ROI計画、コストなどプロジェクトに関わる多くの項目を一元管理することができる。例えば、あるプロジェクトで特殊なスキルを持った人手が一時的に必要なときに、そのスキルを持った人間がどのプロジェクトについていて、いつ借りることができるかなどを素早く探し当て、スケジューリングするなど限られた資源を有効活用することができるという。
ビジネスソリューション本部 本部長の加藤亨氏は「EPMとは企業活動をプロジェクトの集合ととらえ、業務ごとの成果と使われた経営資源を連携して把握し、企業活動全体の効率化を把握する経営手法。全社で統一してEPMツールを利用することで、個々のプロジェクト管理はもちろん、マネジメント層もそれぞれのプロジェクトを把握し、迅速な問題分析、リソース配分、そして意思決定を実現することができる」とEPMツールの優位性を説明した。
今回販売を開始した3製品のうち、Primavera TeamPlayはIT業界や金融システム向け、Primavera Enterpriseは製造業向け、P3e/c for Constructionは建設業界やエンジニアリング向けに最適化して設計されている。対応プラットホームは、サーバーOSがWindows NT 4.0/2000、データベースがMicrosoft SQL Server 7以上。価格は、Primavera TeamPlayおよびPrimavera Enterpriseが1ユーザーあたり302,400円、P3e/c for Constructionが1ユーザーあたり560,000円。
ITエンジニアリングでは、これらの製品の販売の他にコンサルティング、基幹システムとのインテグレーション開発、導入支援、トレーニングなどのサービスも行っていくという。
■ URL
ITエンジニアリング株式会社
http://www.ite.co.jp/
Primavera Systems Inc.
http://www.primavera.com/
( 朝夷 剛士 )
2003/10/06 16:13
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