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イキソスソフトウェア株式会社 代表取締役社長 佐藤勉氏
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イキソスソフトウェア株式会社 営業&マーケティング担当副社長 勢山登喜子氏
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イキソスソフトウェア株式会社は、ECM(エンタープライズ・コンテンツ・マネジメント)市場の拡大に対応して、10月7日より3社との提携を行い、ソリューション提供業務を拡大する。これにより同社では、昨年度14.5億円から25億円まで売り上げを伸ばし、5年後には100億円を目指す。またWindows環境向けのECM製品「IXOS-FileSystemArchive」を発表した。
同社は、ドイツに本社を置き、欧州でECM市場のトップシェアを占めるIXOS Softwareの日本法人。電子帳簿保存法、商法で規定された7年、10年のデータ保存義務の法令を遵守した、メールや文書ファイルのアーカイブソリューションの提供により、2003年7月から9月までの第一四半期で、販売実績が前年の2.5億円から5億円に急成長した。
同社は今後の日本でのECM市場の拡大をにらみ、株式会社日立システムアンドサービス、セイコーアイテック株式会社、パーソナル情報システム株式会社との提携を発表した。今後は同社が従来から提供しているSAP R/3、Microsoft Exchangeそれぞれとシームレスに連携する製品を提供し、ファイルアーカイブを中心とした製品から、企業でのペーパーレスと情報共有を行うビジネスプロセス変革まで提供することを目指して業務の拡大を図っていく。
またSAPを導入している中堅企業に向けて、IXOS eCOM Solution for SAP Liteの提供を9月1日より開始しており、ベニックソリューション株式会社とも提携を結んで拡販を図る。同社ではこの製品の初年度売り上げ目標を3億円としている。
2004年春には、ドイツIxos Softwareが2003年1月に買収を行ったObtree Technologies、PowerWork両社のテクノロジーを組み込み、ワークフロー機能、Webコンテンツ管理機能を追加した統合ECM製品「IXOS Solution Suitre 6.0」の発売を予定している。
今回提供が開始されるIXOS-FileSystemArchiveは、CD-RやDVD-Rといった外部メディアや専用のストレージにファイルをアーカイブするとともに、ファイルサーバーにはファイルへのショートカットを作成するもの。作業は設定により自動的に行われるため、ユーザーが利用を意識することなく運用できる。600枚規模のDVDチェンジャーと組み合わせれば、安価に大量のデータを長期保存することが可能だ。ファイルシステムはNTFSに対応する。ライセンス価格は、サーバーが4,500,000円、クライアントが2,000,000円(最低1,000ユーザー)となっており、同社では初年度3億円の売り上げを見込んでいる。
■ URL
イキソスソフトウェア株式会社
http://www.ixos.co.jp/
ニュースリリース(ソリューションの拡充)
http://www.ixos.co.jp/news/news_031007a.html
ニュースリリース(IXOS-FileSystemArchive)
http://www.ixos.co.jp/news/news_031007b.html
( 岩崎 宰守 )
2003/10/07 15:40
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