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米MontaVista、通信事業者向けLinux OSの新バージョンを発表


 米MontaVista Software Inc.は10月13日(現地時間)、スイス・ジュネーブで、主に通信事業者向けとなる次世代キャリアグレードLinuxのOSと開発環境「MontaVista Linux Carrier Grade Edition(以下、CGE)3.1」を発表した。2003年の第4四半期中に発売する予定で、10月12日~18日にジュネーブで開催中の「ITU Telecom」においてデモを行っている。

 MontaVista Linux CGE 3.1は、IPと音声の統合用アプリケーションなどの利用を想定した製品。企業でのLinux採用促進を目指すNPOであるOSDLが発表した次世代通信インフラの標準仕様「CGL(Carrier Grade Linux) 1.1」に完全準拠する。またCGL 2.0への準拠作業も進められており、ここで挙げられているService Availability Forum(SAForum)のAPI、POSIXなどに対応する最初のLinux OSとなっている。さらに、PCI Industrial Computer Manufacturers Group (PICMG) の策定するAdvanced TCA 3.xといったオープンモジュール型の通信用スタンダードもサポートしている。またIBM PowerPCアーキテクチャのサポートも今回追加された。



URL
  モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社
  http://www.montavista.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.montavista.co.jp/news/2003/03oct15.html
  MontaVista Linux Carrier Grade Edition
  http://www.montavista.co.jp/cge/

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( 岩崎 宰守 )
2003/10/16 20:23

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