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SAPジャパン、中堅企業向けのシステム導入プログラムを拡充


 SAPジャパン株式会社は10月23日、中堅企業向けシステム導入プログラム「mySAP All-in-Oneソリューション」に5業種、49ソリューションを加えた、と発表した。これにより、同ソリューションは29社のパートナー企業によって、11業種、62のソリューション、164の導入価格モデルがラインアップされたという。

 同製品は、SAP導入に豊富な経験を持つパートナー企業が提供する、業種別のソリューションテンプレートを基にパッケージ化されたもので、導入価格モデルが設定されいる。価格モデルには、ハードウェア、SAPライセンス費用、導入コンサルティング費用、標準的な追加開発費用などが含まれており、プロジェクト総額を大まかに想定できることが特徴。

 SAPジャパンによれば、今回の拡充で対象業種の拡大と導入価格モデルの見直しを行ったという。導入価格モデルは、中堅企業の平均的なIT投資予算内に収まる総額1億円台からの提供が可能で、全社一括導入でも最短4カ月で済むとのこと。

 対応業種は産業用機械・構成部品、エンジニアリング・建設、消費財、素材(金属、製紙、繊維、建材など)、メディアの5つが追加され、さらに業務分野では会計、連結会計、人士、CRM-SFA(顧客関係管理・販売支援)の4ソリューションがラインアップされた。また、アクセンチュア、日立など新たに20社がパートナーに加わっている。

 詳細な価格は各社のテンプレートで異なるが、例えば、ユアソフトが提供する食品製造業向けの「リアルモデル for 食品」では、顧客の想定売上高が100億円、従業員200人、SAPユーザー数50人、導入期間は4カ月で総額1億4,500万円の価格モデルとなっている。



URL
  SAPジャパン株式会社
  http://www.sap.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.sap.co.jp/company/press/press.asp?pressID=2492
  中堅企業向けソリューション
  http://www.sap.co.jp/solutions/smb/


( 石井 一志 )
2003/10/23 16:47

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