コグノス株式会社は、今年2月に発表した富士通との提携により、5月から販売を開始している大規模データ分析用ビジネスインテリジェンス(BI)ソフトウェアの新バージョン「Cognos PowerNavigator Server 7 v2」を10月27日より出荷する。本バージョンより、従来の100ユーザーに加え、25ユーザーからの購入が可能になった。価格は25ユーザーのWindows版で8,400,000円より。このほかSolaris版も出荷される。
Cognos PowerNavigator Server 7 v2は、経営戦略の立案に有用な、企業のビジネスパフォーマンスを監視・管理するCPM(コーポレート・パフォーマンス・マネジメント)を実現する製品。「Cognos PowerPlay」と富士通の「Symfoware Navigator Server」を統合し、頻出データを専用の多次元データベースに格納して高速分析するMOLAP機能と、テラバイト級の大規模RDBMS(リレーショナルデータベース)を直接検索して結果を多次元分析できるROLAP機能を組み合わせたハイブリッド型のOLAPソフトウェア。多次元データベースの構築にあたっては、分析モデルの設計を行うだけで、大規模なデータウェアハウスから必要データを自動的に抽出・加工し、分析用キューブ(Power Cube)を生成する。同社では、従来のように複数ベンダーの製品を組み合わせることなく、本製品のみで大規模データ分析環境の構築が可能になるとしている。
ユーザーはWebブラウザでのデータ分析とレポーティングが可能で、本バージョンより同社が今年7月に発売した「PowerPlay7 v2」で提供されたドラッグ&ドロップなどによる操作性の拡張に対応した。
■ URL
コグノス株式会社
http://www.cognos.co.jp/
Cognos PowerNavigator Server
http://www.cognos.co.jp/jp/products/pn/index.html
( 岩崎 宰守 )
2003/10/27 14:58
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