日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(以下、日立ソフト)は10月28日、アドビの企業向けサーバー製品「Adobe Document Server」(以下、ADS)の取り扱いを開始するとともに、ADSに対応した設計・開発支援ツール「Renopulse(リノパルス) for Adobe Document Server」を2004年1月より出荷すると発表した。
アドビのADSは、顧客ごとにパーソナライズ/カスタマイズされたPDFの作成・編集の自動化を可能とするソリューションで、オープンなアーキテクチャを採用しており、業務システムやデータベースなどと統合した運用が可能な製品。
今回日立ソフトが開発したRenopulse for ADSは、ADSを用いたシステム開発を行うための開発者向け設計・開発支援ツールであり、アドビのグラフィックスサーバーソフト「Adobe Graphics Server」向けであった「Renopulse」を、新たにADSにも対応させたもの。同製品は、PDFを操作生成する処理の流れを図式的に設計できるインターフェイスを持った設計支援ツール「Renopulse Designer for ADS」と、既存のWebアプリケーションやデータベースなどの外部システムとADSを連携させるための「Renopulse Server Library for ADS」から構成される。
日立ソフトによれば「ADSのシステムを導入するユーザーは、これらを用いることで、システム開発の生産性を大幅に向上できるとともに、ADSとERPパッケージ、ワークフロー、CRMなど既存のシステムとを連携させた業務システムの開発も容易に実現できる」とのこと。
対応OSはRenopulse Designer for ADSがWindows 2000 Professional(SP3以降)とXP Professional SP1、Renopulse Server Library for ADSがWindows 2000 Server(SP3以降)とSolaris 8。価格は、それぞれ1開発者あたり640,000円、1CPUあたり360,000円となっている。
■ URL
日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社
http://www.hitachi-sk.co.jp/
ニュースリリース
http://www.hitachi-sk.co.jp/News/News226.html
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