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マイクロソフト、「Microsoft Office Live Communications Server 2003」を提供開始

企業向けのリアルタイムコミュニケーション用サーバーソフト

 マイクロソフト株式会社は、11月4日より「Microsoft Office Live Communications Server 2003」日本語版ボリュームライセンスの申込受付を開始した。今後同社では、Exchange Serverのライセンス保有者への無償提供など、企業でのリアルタイムコミュニケーション浸透を図るプロモーションを展開していく。

 Live Communications Server 2003は、インスタントメッセージや音声通話、ビデオ会議やファイルのダイレクト送信などにより、電話、FAX、Eメールなどでは実現が難しかったリアルタイムコミュニケーションを実現するプラットフォーム。クライアントには Windows Messengerを採用し、Microsoft Office Systemと連携しての動作も可能だ。

 また企業向けにセキュリティを強化しており、サーバー/クライアント間のメッセージ暗号化、KerberosやNTLMなどによる認証、企業間のメッセージングにおけるTLS(Transport Layer Security)接続などの機能をサポートするほか、SIPプロトコルにも対応している。

 同製品のライセンス体系は、導入サーバー数ごとのサーバーライセンスと、接続するデバイス/ユーザーごとのクライアントアクセスライセンス(以下、CAL)があり、1サーバー5CALの新規購入ライセンスが推定小売価格141,000円、一定期間のアップグレードを保証するソフトウェアアシュアランス付きのライセンスで194,500円となっている。同社は今回のプロモーションにより、Exchange Serverのソフトウェアアシュアランスユーザーに、同製品のサーバー/CALの利用権を提供するほか、Core CAL購入ユーザーには、ソフトウェアアシュアランスのみの価格でCALも提供するとしている。



URL
  マイクロソフト株式会社
  http://www.microsoft.com/japan/
  プレスリリース
  http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=1755
  Microsoft Office Live Communications Server 2003
  http://www.microsoft.com/japan/licensing/brief/brief_38.asp


( 岩崎 宰守 )
2003/11/04 16:24

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