ベリタスソフトウェア株式会社は11月5日、バックアップソフトの新バージョン、「VERITAS Backup Exec 9.1 for Windows Servers」と「VERITAS NetBackup 5.0」、オプションソフト「VERITAS Desktop and Laptop Option」(DLO)を発表した。出荷開始はBackup ExecとNetBackupが12月中旬、DLOが2004年1月の予定。
Backup Exec 9.1では、新たにWindows Storage Server 2003やExchange Server 2003などに対応。また、従来32bit版のみへの対応だったリモートエージェントが、Windows Server 2003やSQL Serverの64bit版に対応した。価格は132,000円で、現行製品のBackup Exec 9.0のユーザーは無償で新バージョンにアップグレード可能とのこと。
NetBackup 5.0に追加された機能は、以前にバックアップしたフルバックアップデータと、新たにとった増分/差分バックアップを合わせて、最新のフルバックアップデータを作成する合成バックアップ機能や、スナップショットの簡素化など。また、ディスクベースのメディアをテープバックアップへの中継に使用するステージングにより、バックアップやリカバリーの高速化を図っている。同製品の価格は、現段階では未定。
DLOは、クライアントのデータを保護するためのコンポーネントで、Backup Exec 9.1とVERITAS NetBackup 5.0用のオプションとして提供される。DLOをBackup ExecやNetBackupサーバーに追加することで、クライアントPCのデータを自動で保護することができる。オンライン時は保存した時点でサーバーへバックアップを行い、オフライン時は一時ためておき、オンラインに戻った時点でサーバーに書き込む。同一ユーザーが利用しているデスクトップとノートなど複数のPC間で、データを同期させることも可能。また、バックアップポリシーはBackup ExecやNetBackupとシームレスに統合が可能なため、管理者の増員などの必要はないという。同ソフトの価格は、100クライアントの場合で82,000円を予定している。
■ URL
ベリタスソフトウェア株式会社
http://www.veritas.com/jp/
( 石井 一志 )
2003/11/05 17:55
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