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CRYPカードをPaSoRiにかざしたイメージ
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ソニー株式会社は11月5日、非接触型ICカードを利用したアクセスサービス「CRYP(クリプ)」を発表した。受付開始は12月8日を予定している。
CRYPは認証媒体に同社が提唱する非接触型ICカード技術「Felica」を利用する。PCにUSB接続型リーダー&ライター「PaSoRi」を接続してICチップが載ったCRYPカードをかざすことにより、社外からはVPNによるリモートアクセス、社内ではIEEE802.11Xの本人認証を行うことができ、それぞれのネットワークへセキュアに接続することができる。なお、CRYPカードには電子マネー「Edy」が標準で搭載される。
CRYPは自社で認証サーバーを必要としないASP型サービスのため、初期導入や運用コストを削減することができるという。また、管理者はアクセス権限の設定やログの管理などを専用ページからWebブラウザを使って行うことができる。
価格は初期費用が30,000円、月額利用料金が10ライセンスごとに9,000円。このほかCRYPカードの発行料金として10枚につき20,000円が必要となる。なお、PaSoRiが最大100台まで無料で提供されるキャンペーンを受付開始日より行うとのこと。
■ URL
ソニー株式会社
http://www.sony.co.jp/
CRYPのページ
http://www.bit-drive.ne.jp/cryp/
( 朝夷 剛士 )
2003/11/05 18:04
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