三菱電機株式会社は、企業内に分散するデータを統合・活用するためのソフトウェア「PowerCenter」シリーズ3製品の新バージョン「6.2.1」を、11月7日から発売する。
「PowerCenter」シリーズは、米Informatica CorporationのETL(Extract Transform Load、データの抽出、変換・加工、転送)製品で、国内では三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社が日本語化開発、販売、保守を担当している。
今回バージョンアップするのは、パラレル処理で大容量データを高速処理する大規模向け「PowerCenter 6.2.1」、リアルタイムでのデータ連携を行う大規模向け「PowerCenterRT 6.2.1」、中小規模向け「PowerMart 6.2.1」の3種類。
今回のバージョンアップでは、ワークフロー作成作業を効率的に行うことができる画面や、データ処理の途中段階までの結果を状況に応じて確定する機能を追加し、開発効率や運用の柔軟性、信頼性を向上させた。また、NCRのデータウェアハウス「Teradata」との連携機能を強化し、業務データの所在や処理内容の定義情報のデータベースとして、Teradataが使用できるようになった。加えて、PowerCenterと同RTでは、従来のバージョン6.0に比べて処理性能が2倍に向上している。
価格は、PowerCenterが1,580万円から、同RTが2,280万円から、PowerMartが980万円から。三菱電機では、1年間で40システムの販売を目標としている。
■ URL
三菱電機株式会社
http://www.mitsubishielectric.co.jp/
三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社
http://www.mdit.co.jp/
Informatica Corporation(英語)
http://www.informatica.com/
ニュースリリース(三菱電機)
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2003/1105-a.htm
製品情報
http://www2.mdit.co.jp/service/etl/
( 石井 一志 )
2003/11/07 08:24
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