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日本IBM、iモードでNotes/DominoのPIM機能を利用できるソフトウェアを発売

インスタントメッセージ機能にも年内に対応

 日本アイ・ビー・エム株式会社は、iモードでNotes/Dominoのメール/カレンダー機能を利用できる「IBM WebSphere Everyplace Access for Lotus Domino」を12月8日より発売する。価格は1ユーザーで10,900円。対応携帯電話は、「504i/504iS/505i/FOMA 2102V」の各シリーズ。

 今回の製品は、PDAや携帯電話などのモバイル機器から、企業の業務アプリケーションに接続するためのインフラを提供する「IBM WebSphere Everyplace Access V4.3」の機能のうち、Notes/Domino 5.0.x/6.0.xでメール、カレンダーなどのPIM機能のみを利用できるもの。今後はリアルタイムでの在籍確認やインスタントメッセージの機能を備える「Sametime」のiモード版も年内に提供するほか、Notes/Domino 6.5への対応も行っていく。

 同製品では、iモード携帯電話とNotesシステムを接続し、最新データをダウンロードして同期を行うため、オフライン環境でも情報を確認できる。


WebSphere Everyplace Access for Lotus Dominoの利用イメージ図。PDAでの利用も可能。 開発中のiモード版「Sametime」の画面。名前横のアイコンで在籍状況を確認可能。

日本アイ・ビー・エム株式会社 常務執行役員 ソフトウェア事業担当 堀田一芙氏

株式会社NTTドコモ 常務取締役 法人営業本部長 潮田邦夫氏
 日本IBMの常務執行役員でソフトウェア事業担当の堀田一芙氏は、Rationalの販売経験から「最近、携帯電話向けのマイクロコードの開発が非常に伸びている」と語った。また今回の取り組みについて「エンタープライズのネットワークをユビキタスと関連付ける試みの第一歩」とし、「おそらく5年程度先には携帯電話も常時接続化し、マイクロコードが全通信機器に入ってそれをミドルウェアがどう支えるかということがテーマになるだろう」と今後の見通しを語った。

 株式会社NTTドコモ 常務取締役 法人営業本部長の潮田邦夫氏は、携帯電話市場の急成長を取り上げ、「最近では、警備やバイク便、保守メンテナンスでの指示、連絡にも使われている。企業でも、グループウェアからの在庫や売上の確認、日報の入力などの端末として普及しつつある。すでに企業トップから消費者まで同じ情報端末機器を持ち、インフラとしての携帯電話の普及は世界的に見ても大きなアドバンテージといえる。利用用途さえあれば無限の可能性を秘めている」と語った。

 また、あわせて個人事業者やコンシューマーに向けてソースネクストから12月12日より販売される「ホームページ・ビルダー for iモード」の発表も行われた。30種類のテンプレートを備え、手軽にiモードサイトを作成でき、地図サイト「iMapFan」との連携も可能だ。価格は1,980円。動作OSはWindows 98SE/ME/2000/XP Home/XP Pro。



URL
  日本アイ・ビー・エム株式会社
  http://www.ibm.com/jp/
  プレスリリース(IBM WebSphere Everyplace Access for Lotus Domino)
  http://www.ibm.com/news/jp/2003/11/11102.html
  プレスリリース(ホームページ・ビルダー for iモード)
  http://www.ibm.com/news/jp/2003/11/11101.html
  株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ
  http://www.nttdocomo.co.jp/
  ソースネクスト株式会社
  http://www.sourcenext.com/
  iMapFan
  http://i.mapfan.com/


( 岩崎 宰守 )
2003/11/10 17:40

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