日本電気株式会社は、同社のSANストレージ「iStorage S/Aシリーズ」向けの災害対策ソフトウェアを米Hewlett-Packard Companyと共同開発し、11月10日より販売した。
今回発表の災害対策ソフトウェアでは、遠隔地に設置された「iStorageシリーズ」の間で、非同期でのデータ転送を行い、災害発生から直近のデータによるレプリケーション/リカバリが行えるもの。
UNIXサーバー「NXシリーズ」向けの「SystemGlobe RemoteCluster with MC/Service Guard」(以下、RemoteCluster)は、遠隔地に分散して設置されたNXシリーズのシステム間で、クラスタシステムを構築するもの。災害発生時には分単位で直前の状態へ復元して業務をそのまま引き継げる。
RemoteClusterの価格は6,000,000円、「SystemGlobe RemoteDataReplication/DisasterRecovery」は1,500,000円、「WebSAM Storage ReplicationControl/DisasterRecovery」は1,000,000円で12月末より、汎用コンピュータ「ACOS-4」向けの「Replication Control/DisasterRecovery」は月額20,000円で2004年3月末より提供される。
同社では、12月3~5日に東京ビッグサイトで開催される「iExpo2003」に同製品を出展する予定。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0311/1003.html
iStorage
http://www.sw.nec.co.jp/products/istorage/
( 岩崎 宰守 )
2003/11/10 19:52
|