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センドメール、商用SendmailのWindows対応新バージョンを発表


 センドメール株式会社は11月13日、メール配信サーバー用ソフト「Sendmail Switch 3.1」のWindows版を発売した。対応OSは、Windows 2000 Server SP4/Advanced Serverのみだが、12月にはWindows Server 2003に対応する予定。

 Sendmail Switch 3.1は、Windows用の現行製品「Sendmail Switch2.2」の後継で、オープンソースのSendmail 8.12をベースにしたメールサーバーソフト。使用するSendmailのバージョンを従来の8.11より8.12に変更したことでパフォーマンスが改善。また、HPのOpenViewなどのSNMPベース管理ソフトと連携がとれるようになったほか、リモートからのシステム監視・管理機能を向上させた。スパム対策機能、メールを暗号化して送受信するエンクリプション機能などは、前バージョンの2.2から引き続き備えている。ラインアップは、1台のサーバーでセキュリティ対策などを一元管理し、拠点や部門に適した「Sendmail Single Switch 3.1」と、複数のメール配信サーバーを一括管理し、拡張性の高い「Sendmail Multi Switch 3.1」の2つが用意された。

 なお、同ソフトはすでに4月からUNIX版とLinux版が提供されており、国内ISPや大手企業で導入実績があるという。

 センドメールによれば、「今回新たにWindows版が提供可能となったことで、Windowsサーバーでグループウェアを使用している企業において、グループウェアプロテクタとしての需要が高まることを見込んでいる。また、総合行政ネットワーク「LGWAN」に対応しているため、e-Japanに取り組むSIベンダーのキーソリューションにもなる」とのこと。

 同社では、Windows版Sendmail Switch 3.1の販売で、初年度約5億円の売り上げを見込んでいる。



URL
  センドメール株式会社
  http://www.sendmail.com/jp/


( 石井 一志 )
2003/11/13 15:10

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