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日立、ROI向上とTCOの削減を目指した次世代プラットフォーム統合システムを開発

Harmonious Computing対応の製品ラインアップを強化

 日立製作所は11月17日、サービスプラットフォームコンセプトであるHarmonious Computingに対応し、サーバー、ストレージ、ネットワークの各技術と、ミドルウェア技術を融合させた次世代プラットフォーム統合システム「エンタープライズ・ブレード・システム」(以下、EBシステム)を開発し、2004年より提供すると発表した。

 また金融系システム向けに2004年1月から提供予定の「Justware」をはじめ、業務アプリケーションの共通機能をコンポーネント化し、個々の開発を短縮するシステム基盤「アプリケーションフレームワーク(以下、APF/W)」を、各業種/業務向けに順次開発していく。

 同社では今回提供するシステムにより、ビジネス環境の変化にあわせた経営の変革を行えるよう、システムにおける拡張などの構成の柔軟性や、開発の短期化、運用効率の向上を実現し、ROI向上とTCOの削減を実現するとしている。

 EBシステムは、サーバー、ストレージ、ネットワークとミドルウェアの連携するオールインワンシステム。ハードウェアはモジュール化され、高速内部スイッチで接続されるため、業務拡大にあわせてシステムの拡張を行える。ミドルウェアは、統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」を発展させた製品で、一元的な構成管理を行うほか、シナリオ化したシステム管理の知識を基にした運用ポリシーによる自動運転、中長期的な稼働状況の分析に基づくハードウェア資源の配分などを行う機能を備える。

 さらに同社ではAPF/Wにより、ユーザーはハードウェアやOSなどを意識せず、必要な業務アプリケーションの短期開発、稼働が可能となるとしている。



URL
  日立製作所
  http://www.hitachi.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/031117.html
  Harmonious Computing
  http://www.hitachi.co.jp/harmonious/


( 岩崎 宰守 )
2003/11/18 00:00

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