三洋電機株式会社は11月21日より、メールに添付された書類や画像を、携帯電話から確認できる法人向けのASPサービス「AirStorage」を開始する。料金は10ユーザー、300MBで月額5,000円。また一般向けの会員制サービスとしても、クレジットカード課金の場合で年額1,200円、プロバイダ経由課金で月額200円での提供を行う。このほか同様の機能を持つ「AirStorage MAI Server」の提供も行う。販売価格はソフトのみの最小構成の場合4,800,000円で、ハードウェアとあわせた導入サービスも提供する。
AirStorageサービスは、同社が米Openshark Inc.と共同で開発したマルチコンテンツ変換エンジンにより、メールに添付されたWord/Excel/PowerPointなどのオフィスドキュメントや、PDFファイル、BMP、GIF、JPG、PNGといった画像などを携帯電話から閲覧できるように変換するもの。プラグインなどは不要で、同社では190端末に対する動作検証を行い、Web閲覧可能な携帯電話端末で利用できるとしている。また今後は、端末閲覧後のFAXによる文書出力にも対応する予定。
サーバーソフトウェアである「AirStorage MAI Server」の導入にあたっては、OSにWindows 2000 Server、メールサーバーとしてMicrosoft Exchange 2000 Server/SMTP Server、WebサーバーとしてIIS、データベースにSQL Server 2000、ファイル変換用にMicrosoft Officeの環境が必要。
ハードウェアでは、400~500トランザクション/分、約4,000ユーザーの処理能力を持つ基本システムの場合に、850MHz以上のCPU、256~512MBのメモリ、15~30GBのHDDの環境が必要となる。
■ URL
三洋電機株式会社
http://www.sanyo.co.jp/
ニュースリリース
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0311news-j/1120-1.html
AirStorageサービス
http://www.airstorage.com/
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http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/16522.html
( 岩崎 宰守 )
2003/11/20 20:42
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