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富士通、総合システム開発体系を刷新し、開発期間を短縮
SDASが支えるサービスおよび製品
製品のロードマップ
富士通株式会社は11月26日、総合システム開発体系「SDAS」を刷新することを発表した。これにより同社ではシステム開発期間が従来の半分にでき、経営のスピードアップに貢献するとともに、高度かつ安全な情報システムの構築が可能になるとしている。
SDASは、同社のメインフレームからWebベースに至るアプリケーション構築技術を集大成し、大規模システムの構築ノウハウに、Enterprise Architectureなどの新しいシステム開発手法や、J2EEやEclipse、MDAといったオープンな開発技術、UML、XMLなどの新しいツールを統合し、ガイドラインとして体系化したもの。具体的にはシステム開発を「要件定義」「設計」「構築」「テスティング」の4フェーズに分け、それぞれを最短化するために、「業務要件確定の早期化技術」「開発プロセスの並列化とマネジメント技術」「ソフトウェアの標準化・共通化技術」などを確立して、標準技術に基づくツールやテンプレートを適用し、システム開発の期間短縮と、計画から保守までのライフサイクル全般での最適化を目指す。同社では今後ロードマップに基づいて製品・サービスを提供していく。
同社ではすでに先行プロジェクトにおいて成果を上げているとしており、今後は「SDAS」で体系化された開発手法やツール群を全社で適用し、2005年度中には開発期間の半減を達成するとしている。
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URL
富士通株式会社
http://jp.fujitsu.com/
プレスリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2003/11/26.html
( 岩崎 宰守 )
2003/11/26 20:40
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