日本電気株式会社は11月28日、ミドルウェア製品群「VALUMOウェア」におけるWebサービス対応の強化として、分散プロセスエンジン「ActiveGlobe BizEngine/BP Ver1.0」と、アプリケーションサーバー「ActiveGlobe WebOTX Ver5.3 Web Services Interoperability Pack」の販売を開始したと発表した。
ActiveGlobe BizEngine/BP Ver1.0は、企業内・企業間におけるWebサービスを利用した複数のビジネスプロセスの連携を可能とする分散エンジン。また、XML関連の標準化団体「OASIS」において標準化が進められている、ビジネスプロセスを連携させるための標準仕様「BPEL4WS Version 1.1」に国内で初めて対応しており、広域に分散したシステムの連携が可能となる。価格は150万円で本日より出荷を開始する。同社では今後3年間で30システムの販売を見込んでいるという。
ActiveGlobe WebOTX Ver5.3 Web Services Interoperability Packは、Webサービスの普及促進を図る業界団体「WS-I」において策定されている、異なるシステム環境でのWebサービスの相互接続を実現するための標準仕様「WS-I Basic Profile Version 1.0a」に国内で初めて対応したアプリケーションサーバー。Webサービスを利用した複数の異なる企業システムや部門システムの相互接続が可能で、より多くの企業や業務、サービスとの連携が可能となる。価格は12万円からで12月8日より出荷を開始する。同社では今後3年間で200システムの販売を見込んでいるとのこと。