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富士通、グリッド技術によるシステム統合運用管理ソフトウェアの最新版を発売 |
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富士通株式会社は、IT基盤「TRIOLE」の統合運用管理ソフトウェアに、ビジネス分野でのグリッドコンピューティングに必要なIT資源の仮想化を行う「Systemwalker Resource Coordinator」と、エンドユーザーでのサービス品質を可視化する「Systemwalker Service Quality Coordinator」を追加した「Systemwalker V11」を12月1日より販売する。Resource Coordinatorが1,440,000円で2004年1月末より、Service Quality Coordinatorが840,000円で12月末より出荷される。同社では今後3年間にSystemwalker全体で約280万本の販売を見込んでいる。
グリッドコンピューティングについては、「必要なときに必要なだけ利用できるもの」と語り、「Systemwalkerはグリッド技術を取り込んだ仮想・自律システム基盤で、ハードウェアリソースの運用を自律化してネットワーク、サーバー、ストレージのそれぞれを仮想的にプールし、業務の要求に応じてリソースを割り当てる環境を提供する」と語った。
新バージョンとなるV11では、従来の統合監視機能に加え、Resource Coordinatorにより「ハードウェア管理機能と綿密に連携してシステム負荷やトラブル発生の原因と影響などの情報を収集、可視化を行い、原因究明の後の運用保守についての機能を提供している」とのこと。またService Quality Coordinatorにより、「エンドユーザーの体感的レスポンスを、個々のサーバーの性能管理でなく、全体のリソースを可視化する」機能も提供する このシステムは既にNiftyで稼働しており、「Webサイトやサーバーの管理でサービス状況の可視化のほか、Resource Coordinatorと連携して負荷を分散、サービスを並行運用しながら自律適用を行い、時間を従来の1/3に短縮している」という。このほかサーバーセットアップやリストアでも同様の効果が期待できるとのことだ。 このほかSystemwalker各製品の機能強化も行われている。価格は、統合運用管理を行うSystemwalker Centric Managerは840,000円、イベントを監視するSystemwalker Event Agentは158,000円、システムの自動運用を行うSystemwalker Operation Managerは400,000円、ネットワーク機器を監視するSystemwalker Network Assistは840,000円、ネットワーク構成やVLANを管理するSystemwalker Network Topology Managerは2,800,000円、ソフトウェア配布を行うSystemwalker SoftDeliveryは210,000円、クライアントPCのリモート操作が可能なSystemwalker LiveHelpは50,000円で販売される。 ■ ＵＲＬ 富士通株式会社 http://jp.fujitsu.com/ プレスリリース http://pr.fujitsu.com/jp/news/2003/12/1.html TRIOLE http://triole.fujitsu.com/jp/ Systemwalker http://systemwalker.fujitsu.com/jp/
（ 岩崎 宰守 ）
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