グレープシティ株式会社は、インストーラ開発ツールの最新版「InstallAnywhere 6.0 Enterprise Edition」日本語版を12月2日より発売する。価格は399,000円。
InstallAnywhereは、Java、.NET、C++、Perlといった開発言語に対応したインストーラ開発ツール。作成したインストーラはWindows、UNIX、Mac OS Xなどのマルチプラットフォームで利用できる。
新バージョンでは、新たにユーザーインターフェイスとマニュアルを日本語化した。またインストーラの分割が可能になったほか、他アプリケーションとの共有ファイルやインストール後に作成されたファイル処理のカスタマイズがも行える。さらにインストールプロジェクトのテンプレート作成に対応したため、複数のソフトウェアに対し、統一感のあるインストーラを作成できる。このほかSolarisパッケージやLinuxのRPM、HP-UXのdepotファイルといったプラットフォーム固有形式のインストールパッケージの実行も可能になった。
InstallAnywhereは、ディレクトリやファイルの作成、移動などのファイル制御に加え、システムコマンドの呼び出しやアーカイブファイルの編集、XSLTによるXML操作、システムサービスの登録といったインストール処理が行えるもの。開発者による独自機能の追加や、スクリプト呼び出しといった柔軟なカスタマイズにも対応し、パスワード・シリアル解析によるインストール処理の中断なども可能となっている。
あわせて同社では、ファイルコピーのみのシンプルなインストーラ開発用として「InstallAnywhere 6.0 Standard Edition」も170,000円で販売する。
■ URL
グレープシティ株式会社
http://www.grapecity.com/japan/
InstallAnywhere
http://www.grapecity.com/japan/installanywhere/
( 岩崎 宰守 )
2003/12/02 16:56
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