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日本オラクル、DBでXBRLの入出力を可能にする開発キットを提供


 日本オラクル株式会社は12月9日、オラクルのRDBMSの知識のみでXBRL(eXtensible Business Reporting Language)対応のシステムやアプリケーションを開発・導入できる開発キットをSIやISV(独立系ソフトウェアベンダー)向けに提供すると発表した。

 XBRLは、e-Japan戦略のもと、財務データの国際標準言語として採用が進むXMLベースのデータフォーマット。2003年4月にTDnet(Timely Disclosure Network System)において開示する決算短信などの開示情報のフォーマットとして株式会社東京証券取引所で採用されたほか、2004年には国税庁による納税申告のフォーマットとして採用される予定で、2004年度にJIS(日本工業規格)での制定予定もあるなど、普及が急速に進んでいる。

 同社では、DB内の財務データをXBRL形式で出力する機能を開発する「XBRL Report」、XBRLのデータを取り込み、RDBMS形式で取り扱うのに必要なデータベースビューを開発する「XBRL View」を2004年2月より提供する。またパートナー各社提供のXBRLアプリケーションとオラクルデータベースの連携も推進するとしている。



URL
  日本オラクル株式会社
  http://www.oracle.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.oracle.co.jp/news_owa/NEWS/news.news_detail?p_news_code=1011


( 岩崎 宰守 )
2003/12/09 16:14

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