マイクロソフト、「Windows XP Tablet PC Edition 2004」日本語版を2004年第二四半期より提供
企業や医療・教育分野への導入も決定
マイクロソフト株式会社は12月9日、Windows XP Tablet PC Editionを搭載したタブレットPCの、全国小売チェーンや建設業、医療・教育分野での導入決定とあわせ、「Windows XP Tablet PC Edition 2004」日本語版を2004年第二四半期より提供することを発表した。
またマイクロソフトによれば、現在40社以上のアプリケーション開発会社がタブレットPCのデジタルインク機能をサポートしたアプリケーションを開発中で、株式会社ワコムでは2004年2月2日よりタブレットPCで筆圧感知可能とするドライバソフトを無償ダウンロード提供する。またタクトシステムズ株式会社では、交通事故の実況見分調書作成向けシステム「VisiKenbun」を開発したほか、株式会社DTSでは住宅向けのプレゼンテーションソフト「Walk in home」を開発中とのこと。
2004年第二四半期より提供予定のWindows XP Tablet PC Edition 2004では、入力パネルの改善を行い、カーソルの位置にあわせた自動表示や文字数にあわせた入力マスの増加などをサポートする。またOffice 2003やOneNote 2003との連携も強化される。
また開発者向けには最新版のSDKとなるTablet PC Platform SDK 1.7を提供し、Webベースのアプリケーションに手書き機能を実装可能となるとのことだ。