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マイクロソフト、「Windows XP Tablet PC Edition 2004」日本語版を2004年第二四半期より提供

企業や医療・教育分野への導入も決定

 マイクロソフト株式会社は12月9日、Windows XP Tablet PC Editionを搭載したタブレットPCの、全国小売チェーンや建設業、医療・教育分野での導入決定とあわせ、「Windows XP Tablet PC Edition 2004」日本語版を2004年第二四半期より提供することを発表した。

 100円ショップ全国チェーンの生活良品(株式会社セリア)では、商品発注用端末としてタブレットPC1000台を導入し、インターネットで接続した本社との間で在庫・販売のデータの送受信や補充の発注を行う。また西松建設では、同社が開発した建築物検査システム「Nesteem-OK」の操作用端末としての導入を行い、業務時間を50%削減している。滋賀医科大学付属病院では200台のタブレットPCを導入し、医療情報システムのデータ入力や参照、連絡業務に加え、患者参加型の医療を実現するツールとして2004年秋より稼動の予定。将来的には、電子カルテのクライアント利用も想定されている。

 またマイクロソフトによれば、現在40社以上のアプリケーション開発会社がタブレットPCのデジタルインク機能をサポートしたアプリケーションを開発中で、株式会社ワコムでは2004年2月2日よりタブレットPCで筆圧感知可能とするドライバソフトを無償ダウンロード提供する。またタクトシステムズ株式会社では、交通事故の実況見分調書作成向けシステム「VisiKenbun」を開発したほか、株式会社DTSでは住宅向けのプレゼンテーションソフト「Walk in home」を開発中とのこと。

 2004年第二四半期より提供予定のWindows XP Tablet PC Edition 2004では、入力パネルの改善を行い、カーソルの位置にあわせた自動表示や文字数にあわせた入力マスの増加などをサポートする。またOffice 2003やOneNote 2003との連携も強化される。

 また開発者向けには最新版のSDKとなるTablet PC Platform SDK 1.7を提供し、Webベースのアプリケーションに手書き機能を実装可能となるとのことだ。



URL
  マイクロソフト株式会社
  http://www.microsoft.com/japan/
  プレスリリース
  http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=1789
  Windows XP Tablet PC Edition
  http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/tabletpc/


( 岩崎 宰守 )
2003/12/09 17:04

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