株式会社イーシー・ワンは、異企業間でコンポーネントの設計スタイルを統一し、開発でのコンポーネントの再利用を効率化するJ2EEフレームワークの新バージョン「cFramework 2.0」を12月25日より出荷する。開発環境と実行環境をあわせた価格は、1,000,000円/1CPU。
新バージョンでは、米Sun Microsystemsが公開しているJ2EEのガイドライン「BluePrints」を踏襲し、そこで推奨されているMVC(Model View Controller)アーキテクチャを採用しており、システム構築の初期段階でのソフトウェアのアーキテクチャ設計を共通化して、コンポーネントの再利用や開発の分担を容易にしている。
またシステム全体をWebサーバー(サーブレットコンテナ)とEJBサーバー(EJBコンテナ)に分離し、独立して稼動できるため、大規模システムでの分散配置も可能だ。
このほか新たに最新環境であるJDK1.4、J2EE1.3をサポートし、ファイルアップロード機能、Webアプリケーション内の情報を表形式で表示するグリッドタグ機能、SQLの動的生成・実行機能、Eclipse用プラグインなどのシステムコンポーネントやユーティリティも同梱されている。
同製品は複数のJ2EEアプリケーションサーバーに対応しており、日本オラクル株式会社とは、「Oracle Application Server 10g」と連携した企業情報システムへのJ2EE基盤の提供で協業することを12月11日に発表している。
■ URL
株式会社イーシー・ワン
http://www.ec-one.com/
cFramework 2.0
https://www.opencbank.net/cfw/cBankSite/servlet/product/j2ee_framework
Sun BluePrints
http://jp.sun.com/blueprints/
日本オラクル株式会社
http://www.oracle.co.jp/
ニュースリリース(日本オラクルとの協業)
http://www.oracle.co.jp/news_owa/NEWS/news.news_detail?p_news_code=1019
( 岩崎 宰守 )
2003/12/25 12:14
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