翼システム株式会社 情報企画事業部は、大企業でのBI(ビジネスインテリジェンス)ツールとして、多次元高速集計検索エンジンの新バージョン「Dr.SumEA(Exteded Architecture)Ver.2.0b」2製品を12月26日より出荷する。価格は「Dr.SumEA Ver.2.0b Advanced Edition」が1CPUで200万円、「Dr.SumEA Ver.2.0b Enterprise Edition」が同800万円。同社では2製品で初年度3億円の売り上げを目指している。
Advanced Editionは、既存アプリケーションへの組み込みを前提にした大企業の事業部門向け製品。64ビットファイルシステムで動作し、2,000万件までのデータ集計が行える。
Enterprise Editionは、データウェアハウスの中核として動作する大企業向けの製品。同一仕様の複数テーブルを1つのビューで操作でき、1テーブルあたり999列4億行×nのデータ管理が可能だ。また拠点間の複数サーバーを統合した動作にも対応する。
Dr.Sumは、サーバーライセンスのみで、専用モジュールをプラグインしたエクセルをクライアントに利用可能な中堅企業向けの多次元高速集計/レポーティングツールだったが、大企業における基幹システムからの大規模データの活用を前提に、2003年4月より「Dr.Sum EA」2製品をラインアップに加えた。データの更新ごとにDr.Sumデータマートがリアルタイムに生成され、データマート内の項目ごとにLDAP-APIに準拠したユーザー管理が行える。
今回のバージョンアップにより、新たにJava APIが提供され、帳票ソリューションSVFのJava実行製品との連携などのアプリケーション開発が可能になった。またSQLサブセットでの操作に対応したほか、2004年春までにODBCをサポートする予定。
動作OSは、サーバーがWindows NT 4.0 Server/2000 Server/2000 Advanced Server。クライアントではWindows 98/Me/NT 4.0/2000/XP。フロントエンドとしては、無償提供されるアドインによりExcel 2000/2002に対応する。
■ URL
翼システム株式会社
http://www.tsubasa.co.jp/
翼システム株式会社 情報企画事業部
http://www.tsubasa-tool.com/
Dr.Sum
http://www.drsum.com/
( 岩崎 宰守 )
2003/12/26 15:05
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