日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社は、Webアプリケーション負荷テストツールの新バージョン「Assam WebBench Version 8.0」を1月5日より出荷した。価格は標準ライセンスが1,500,000円で、年間保守サポートが240,000円。仮想クライアント数による追加ライセンスは不要となっている。
新バージョンでは1台のPCで1000台の仮想クライアントを生成でき、大規模負荷テストを低コストで実現可能になった。このため同社ではチケット予約や携帯電話向けサービスといった、瞬間的に大量の負荷がかかるシステムでの負荷テストに最適としている。
このほか、システムが返すレスポンス情報から任意のデータ部分を検証でき、HTTPエラーだけでなくWebアプリケーションのエラーを判別可能になった。このほかWebブラウザでのポップアップウィンドウをサポートしたほか、GUIでのスクリプト作成にも対応した。
Assam WebBenchは、操作GUIを受け持つコントローラ、仮想クライアントが実行する処理内容を記述したスクリプトの作成を行うシーケンサ、仮想クライアントを生成するランチャーにより、Webサーバーやそこに組み込まれたアプリケーションサーバーへの負荷テストを行うツール。ランチャーに複数台のPCを用いることで、大規模な負荷を実現する。テスト結果は仮想クライアント、URLごとに処理時間やスループット、レスポンスタイムをグラフ表示できる。
コントローラ、シーケンサ、ランチャーともに動作OSはWindows 2000/XP Professionalで、CPUはPentium III 1GHz以上、メモリはコントローラとランチャーが512MB以上、シーケンサでは256MB以上となっているが、ランチャーで1000仮想クライアントを実行する場合には、CPUはPentium 4 2GHz以上、メモリは1GB以上が必要となる。
■ URL
日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社
http://www.hitachi-sk.co.jp/
ニュースリリース
http://www.hitachi-sk.co.jp/News/News240.html
Assam WebBench
http://e-biz.hitachi-sk.co.jp/a_webbench/awb_p0.html
( 岩崎 宰守 )
2004/01/06 13:20
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