マイクロソフト株式会社は、Webコンテンツ管理システム「Microsoft Content Management Server 2002」の低価格版「Microsoft Content Management Server 2002 Standard Edition」(Standard Edition)を、1月23日より販売開始すると発表した。製品はライセンスで提供され、オープンライセンス(ビジネス)の場合、1ライセンスあたりの推定小売価格は1,340,000円より。
Content Management Server 2002は、Webサイトのコンテンツ作成、公開、更新といった一連の作業を効率化し、運営コストを削減するための製品。2002年の11月より大規模向け「Microsoft Content Management Server 2002 Enterprise Edition」(Enterprise Edition)が提供されているが、中小規模のWebサイトでも管理コストの削減、IT部門の負荷軽減への要望が強く、今回ラインアップにStandard Editionを追加したという。
Standard Editionでは、Enterprise Editionで無制限だったコンテンツ作成者数を、15ユーザーまでに限定。運用するサーバーのCPUを1基まで、クラスタを構成不可(Enterprise Editionではともに無制限)とするなど、スケーリングに関する制限が設定されている。Standard EditionからEnterprise Editionへのアップグレードは用意されているため、利用規模の拡大に応じて、ライセンスを変更することも可能になっている。
また、同社と日本ユニシスが共同で、ページテンプレートの開発をサポートするための「CMS サンプルパーツライブラリ」を開発し、こちらも1月23日より提供を開始した。同製品は、マイクロソフトのWebサイトから無償でダウンロードできる。
■ URL
マイクロソフト株式会社
http://www.microsoft.com/japan/
プレスリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=1821
Content Management Server
http://www.microsoft.com/japan/cmserver/default.asp
CMS サンプル パーツ ライブラリ
http://www.microsoft.com/japan/cmserver/download/parts/
( 石井 一志 )
2004/01/23 16:49
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