マーキュリー・インタラクティブ・ジャパン株式会社は、アプリケーション・パフォーマンス監視ツールの最新版「Topaz 4.5」を1月30日より出荷する。価格は3,525,000円から。
Topazは、同社のアプリケーション管理製品の中核として位置付けられ、エンドユーザーから見たアプリケーションの可用性、パフォーマンス、サービス品質を管理できるツール。監視対象は幅広く、Webサーバー以外にもアプリケーションサーバーやデータベース、SAPなどのERP/CRMシステムまでを監視できる。
同社では、効率的に問題点を特定でき、最適なパフォーマンスを提供できるとしており、ITインフラストラクチャ・ライブラリ(ITIL)のベストプラクティスとしての評価も受けている。システムの各コンポーネントを監視する「SiteScope」との併用によりシステム全体を総合的に監視することも可能になる。
新バージョンでは、ユーザーログインでの機能拡張とセキュリティが強化された。またデータベースに対して、Webブラウザからの管理が可能になったほか、データの消去や更新での機能が拡張された。Topazサーバー自身の監視機能も追加されるなど、信頼性、管理性が向上している。リアルタイムアラート機能の拡張や、表示のカスタマイズにも新たに対応した。
また従来のEJBモニターとJ2EEモニターを「Topaz for J2EE」に統合し、稼働サーバーやコンポーネント、メソッドの状況をリアルタイム表示が可能になったほか、サーブレット/JSP、セッションEJBなどの状況を動的にグラフ化する機能も備えた。
このほかTopazから、SiteScopeの収集データを表示、レポーティングすることが可能になったほか、TopazとSiteScopeのデータを統合してサービスレベルでのパフォーマンスを把握できるなど。SiteScopeとの統合が強化された。
また新バージョンより追加された「Topaz Client Monitor」では、クライアントPCにインストールすることで、ユーザーの体感パフォーマンスを計測できる。さらにオプションの「Topaz Business Availability 1.5」では、収集されたデータを利用してシステム全体の運用状況からパフォーマンスと可用性の評価を対話式で行える。
■ URL
マーキュリー・インタラクティブ・ジャパン株式会社
http://www.mercury.co.jp/
プレスリリース
http://www.mercury.co.jp/company/pr/press_releases/012904topaz4.5.html
Topaz
http://www.mercury.co.jp/products/topaz/
( 岩崎 宰守 )
2004/01/30 00:00
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