株式会社日立情報システムズは2月9日、Webベースの中堅・中小規模企業向けERPパッケージ「Web 天成」を発表した。
同社ではこれまでも中堅・中小規模企業に向け、クライアント/サーバー(C/S)型の卸売業向けERPパッケージ「天商」、製造業向け「天成」を販売してきた。今回発表された製品は、これらの導入実績、ノウハウを業種別にテンプレート化することで、最短90日という短納期、10~40%のコスト削減などを実現したという。用意された製品は、製造業向けが「個別手配生産型モデル」「プロセス生産型モデル」ほか5種類、卸売業向けが「機械器具卸向けモデル」「医療機器卸向けモデル」ほか6種類で、今後対象を拡大していく予定。
加えて、Javaの特長を生かしつつ、通常のJavaアプリケーションに比べ操作性を向上させ、C/S型と同様の操作性を実現。各利用者が問い合わせ画面などをカスタマイズするための専用ツールも備えている。さらに、Webベースでの問い合わせ、商品の配送状況の確認、取引先とのEDI(電子データ連携)など、多数のオプションも用意されているとのこと。
Web天成の価格は260万円から。同社では、サーバーアウトソーシング、保守などの関連サービスを含め、今後3年間で1,000システム、100億円の販売を目標としている。
■ URL
株式会社日立情報システムズ
http://www.hitachijoho.com/
プレスリリース
http://www.hitachijoho.com/NR/2004/040209.html
( 石井 一志 )
2004/02/09 13:45
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