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NRIデータサービス、運用監視ツールの新製品を発売 |
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NRIデータサービス株式会社は、統合運用管理ツールの新製品「eXsenju」を2月9日より発売、3月1日より出荷する。価格はWindows版でのモニタリングが500,000円、ジョブスケジュールの併用が600,000円。同じくUnix版が1,400,000円、2,100,000円となるほか、月額課金ライセンスも用意されている。同社では今後1年間で1,000社、15,000サーバーへの導入を目指す。
千手サービス事業部長 渡辺 浩之氏は、情報システムの運用管理を取り巻く環境として「ミッションクリティカルな分野でのオープンシステムの運用、インターネット環境での商取引、ブレードサーバーをはじめ並列化されたサーバーの統合、仮想化といった新たな運用管理の要件や、IT依存度の高まり」を挙げた。そして自社の業務内容の分析結果として「構成変更に伴い、定常化されていた業務が新しい運用の基準へと変化していく。これが運用基盤の中で解決できず、手作業などで対応せざるを得ないために対応にバラツキが発生していた」と述べた。さらに、「運用部門には、定常の運用に忙しい上に、ユーザーからのサービスレベルでのパフォーマンス改善や、開発分野からの運用引継ぎ、経営層からのトラブル・コスト削減といった要求が集中している」とした。 eXsenjuでは、物理的なシステム構成と業務におけるシステムジョブを分離することで、「システム構成の変更に左右されないような、運用の仮想化を追及」している。また「リソースのトレンド把握や障害復旧の自動化といったプロアクティブな管理も可能で、トラブルを削減し、障害対応をスピード化する「即効性のあるソリューション」となっている。
また1台のマネージャーから「500台程度」のジョブを制御でき、ジョブのディスパッチ負荷では「他社ツールの1/8～1/25」とのことだ。スケジュールは週や月の単位で日付をまたいだ形でもジョブ稼働を設定できる。管理コンソール側のサーバーに障害があった場合には、中断ジョブのリカバリも可能だ。障害発生時にはジョブを別システムにマッピングして影響度を軽減できるほか、サーバー単体でなくグループに対して適用できる。この際には自動的に負荷分散を行うこともできる。また稼動履歴やジョブのインポート/エクスポートも可能となっている。 監視対象サーバーは、エージェントをインストールする必要があるが、Unix、Windows、Linuxなどのマルチプラットフォームに対応しており、データベースやWebサーバー、アプリケーションサーバーなどの監視が行える。また「千手モニター」を用いれば、ルーターや特定サーバーなどエージェントをインストールできない機器に対して、またIPが届かない対象には他段接続を行うことで、パケットやSNMPでの監視も可能だ。またファイアウォールを越えての監視も行える「セキュアコネクション」機能も備える。 監視対象は種別によりそれぞれエクステンションモジュールとして独立しており、必要に応じてライセンスを追加することで、インストールを経ずに利用が可能となる。 ソフトウェア配布は、専用のファイル転送ユーティリティで行い、配布状況をコンソールから確認できるほか、サーバーを介した2段階での全国支店への配布などにも対応している。 同社では従来の「千手」「e-千手」の販売・サポートを継続するが、保守契約ユーザーは、利用ライセンス相当の「eXsenju」へのアップグレードも可能だ。なお同社では、2月17日13時よりeXsenjuの製品発表会をウェスティンホテル東京（恵比寿）にて開催する予定。 ■ ＵＲＬ NRIデータサービス株式会社 http://www.nridata.co.jp/ ニュースリリース http://www.nri.co.jp/news/2004/040209.html 新千手ファミリー「eXsenju」製品発表会 http://www.event-info.com/exsenju/
（ 岩崎 宰守 ）
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