翼システム株式会社は、多次元高速集計/レポーティングツール「Dr.Sum Standard」の新バージョン「Dr.Sum Standard ver.3.3」を、2月13日から販売開始すると発表した。同製品の価格は80万円で、同社の直販のほか、ビジネスパートナーを通じて販売される。
今回アップグレードが行われたDr.Sum Standardは、Dr.Sumシリーズの中でも中小規模企業をターゲットにした製品で、活用できる最大データ件数は1,000万件規模まで。クライアント側のインターフェイスはExcelを利用しており、無償で提供されるアドインモジュールをインストールするだけで、集計したデータからドリルダウンやドリルアップなどの操作、レポート作成などが行えるという。
新バージョンのDr.Sum Standard ver.3.3では、サーバー側が新たにWindows Server 2003に、クライアント側がExcel 2003に対応したほか、サーバーの集計エンジンの機能強化が行われている。主な強化点は、集計様式ファイルの修復、行/列に配置可能な項目数を16から64へ拡張、数値のみだった集計対象項目の文字型データへの対応など。
なお今回は通信モジュールを上位製品にあわせて変更した関係で、前バージョン(ver.3.2)までとの互換性がなくなっている。そのため新バージョン導入の際は、サーバー/クライアント側を同時にアップグレードする必要があるとのことだ。
■ URL
翼システム株式会社
http://www.tsubasa-tool.com/
プレスリリース
http://www.tsubasa-tool.com/doc/news/n-040209/2004_0209.htm
( 石井 一志 )
2004/02/10 10:00
|