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オートデスク、プロジェクト管理機能が追加された「AutoCAD 2005」を発表


 オートデスク株式会社は2月18日、CADソフトウェアの最新版「AutoCAD 2005」を、3月22日から出荷開始すると発表した。

 最新版では、設計プロジェクト全体を統合的に管理・運用できる「シートセットマネージャ」が新たに追加された。数千枚の図面(シート)に対して自動的に管理用のルール付けを行い、プロジェクト単位で管理できるというもの。各図面の枠には、プロジェクト名や図面番号、図面名、作者名などが自動的に表記され、プロジェクトの概要に変更があると、すべての図面の表記内容も自動更新される。

 作図機能では、「テーブル」機能や「フィールド」機能が新たに追加された。これまでは、一本ずつ線を引いていたものが、オフィスソフトなどで用意されている「作表」や「ヘッダ/フッタ」といった機能が提供される。そのほか、DWF(Design Web Format)の機能を利用した、確認用の「電子青焼き」を作成することも可能。これにより、オリジナルの図面を依頼主に提出する必要がなくなると同社では説明している。

 「AutoCAD 2005」の価格は640,000円(税別)。AutoCAD 2004からのアップグレード版の価格は85,000円(税別)。

 なお、AutoCAD 2005のシートセットマネージャやカスタマイズ機能を省いた「AutoCAD LT 2005」、AutoCAD 2005をベースとした業界向けソリューションとして、2次元/3次元の建築モデルを作成・生成し、建築プロジェクトのライフサイクルを管理する「Autodesk Architectural Desktop 2005」、GIS(地理情報システム)構築ツール「Autodesk MapTM 3D 2005」の3製品も同時に発表された。「AutoCAD LT 2005」はオープン価格で、3月26日より店頭販売を開始。「Autodesk Architectural Desktop 2005」と「AutoCAD LT 2005」は4月出荷の予定。



URL
  オートデスク株式会社
  http://www.autodesk.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.autodesk.co.jp/adsk/servlet/item?siteID=1169823&id=4001298&linkID=1158289


( 福浦 一広 )
2004/02/18 15:21

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