Enterprise Watch
最新ニュース

メラント、ソフトウェア構成管理ツールの最新版を発表

携帯電話やデジタル家電向け開発プロジェクトなどへ市場を拡大

 メラント・インターナショナル・リミテッドは、ソフトウェア構成管理ツール「Merant Professional(旧製品名 PVCS Professional)」日本語版の最新バージョン「Merant Professional 8.0J」を2月18日より販売する。Merant Professionalは、バージョン管理ツール「Merant Version Manager」、変更管理ツール「Merant Tracker」、ビルド支援ツール「Merant Configuration Builder」の3製品で構成されるスイート製品。


メラント・インターナショナル・リミテッド 日本支社長 吉原 邦夫氏
 メラント・インターナショナル・リミテッド日本支社長吉原邦夫氏は「これまでソフトウェア構成管理ツールのユーザーの大半は、アプリケーションソフトウェアのベンダーであったが、近年では携帯電話やデジタル家電向けの組み込みソフトウェアの開発現場で、利用が急速に増えつつある」とし、今後は広い視野での市場拡大を目指すと述べた。

 米Merant Inc. アジア太平洋地区担当副社長 デビッド・パーカー氏は「予測しないダウンタイムの原因の80%はソフトウェアの不具合である」とした上で、ソフトウェア構成管理ツールの重要性を強調。また、「当社はソフトウェア構成管理の分野では25年の実績をもち、事実上のデファクトスタンダードである」とした上で、「アジア、とりわけ日本の市場は非常に注目しており、旧製品のPVCSで高い実績を残してきたMerant Professionalをより一層広めたい」と述べた。

 また、PVCS ProfessionalからMerant Professionalに製品名称を変更したことに対して、同社の製品マーケティング担当副社長 ジェームス・ロジャー氏は、「PVCSというと単なるバージョン管理というイメージが非常に強い。しかし、Merant Professionalはバージョン管理にとどまらず、ソフトウェア開発サイクルの全てを管理する製品である」と述べ、このMerant Professional 8.0Jが大きなバージョンアップであると述べた。


米Merant Inc. アジア太平洋地区担当副社長 デビッド・パーカー氏 米Merant Inc. 製品マーケティング担当副社長 ジェームス・ロジャー氏

メラント・インターナショナル・リミテッド 技術部 マネージャ 酒井 信吾氏
 バージョン管理ツールであるVersion Managerは、各ファイルの修正を記録するリビジョン管理、リリースなどファイル間の構成を記録するバージョン管理を実行する。今回のバージョンではファイルサーバー機能を導入することによって、従来のファイル共有タイプの管理から、TCP/IPベースの管理を可能にしている。これにより、パフォーマンスおよび、セキュリティがこれまでより向上している。

 変更管理ツールであるTrackerは、これまで「システム変更依頼」というタイプの案件レコードしか扱うことができなかった。しかし、今回のバージョンからは複数の案件タイプを定義し、より詳細に案件を管理できるようになった。また、ひとつの案件に入れ子式に別の案件(子案件)が結びつくようになっている。もちろん、すべての子案件がなんらかの解決をみなければ、案件のレコードはクローズされない。

 これらのMerant Professionalの新機能を解説したメラント・インターナショナル・リミテッド 技術部 マネージャの酒井信吾氏は「チームによるソフトウェア開発におけるソフトウェア構成管理ツールの導入は、品質の向上、生産性の向上、コスト削減につながる」と述べ、ソフトウェア構成管理ツールによる確実なバージョン管理や変更管理の重要性を強調した。


Version Managerの画面 Trackerの画面


URL
  メラント・インターナショナル・リミテッド
  http://www.merant.com/JP/


( 北原 静香 )
2004/02/18 20:33

Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved.