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ボーランド、UMLによるモデリング機能を統合した新しいJava関連開発環境を発表 |
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米Borland Software Corporation 社長 兼 CEOのデール・L・フラー氏は「Together Edition for JBuilder X DeveloperおよびEnterprise Studio 7 for Javaほど開発環境の統合化が進んだ製品はない」とした上で、「ボーランドの新しい戦略であるアプリケーションライフサイクルマネージメント（ALM）の中核をなす新しい技術」であると語った。 UMLとJavaの組み合わせは、J2EEなどによる大規模システム開発ではポピュラーになりつつある開発のプロセスである。しかし、現在市場に出回っているモデリングツールの多くは非常に高価だ。Javaによるシステム開発は小・中規模システムでも多く見られるが、これらの開発に携わっている多くの企業では、UMLによるモデル駆動型開発のプロセスには興味はあっても、コストの問題などからなかなか実現できないのが現実である。ボーランドが国内で実施したユーザー調査によれば、Java開発においてなんらかの設計ツールを導入もしくは導入を検討している人の割合は2003年に急激に増加し、2003年の第4四半期では73％にまで上昇しているとのこと。そこでボーランドでは、既存のJBuilderにUMLモデリングツールを統合することで、すべてのJava開発者に「UML+Java」という環境を、手に届く価格で提供する戦略に出たのである。米Borland Software Corporation バイスプレジデント 兼 ゼネラルマネージャ 開発ツール事業部のジョージ・パオリーニ氏によると「UMLを積極的に活用することで、開発生産性と品質を向上することができる」とのこと。 Together Edition for JBuilder X Developerは、JBuilder X Developerのプラグインとして動作するUMLモデリングツール。ボーランド独自のLiveSourceテクノロジーにより、UMLのモデル図とJavaのコードはリアルタイムで同期する。また、リバースエンジニアリングの機能も搭載しているため、既存のJavaのコードからモデル図を作成することも可能になっている。ボーランド株式会社 マーケティング部 部長の藤井等氏は「LiveSourceテクロノジーによって、モデル駆動型開発の経験がない開発者にもUMLのいいとこどりをして欲しい」と語った。
なお、ボーランドでは「JBuilder X Developer 「UML+Java」推進キャンペーン」を9月15日まで展開し、関連製品である「Borland JBuilder X Developer Together Edition Bundle」、「Borland Together Edition for JBuilder X Developer」、「Borland JBuilder X Developer」を、特別価格の98,000円、68,000円、30,000円で提供する予定。 ■ ＵＲＬ ボーランド株式会社 http://www.borland.co.jp/ ニュースリリース http://www.borland.co.jp/news/20040225_borland_java_strategy.html Borland Together Edition for JBuilder X Developer http://www.borland.co.jp/together/index.html ■ 関連記事 ・ ボーランド、次世代Java開発プラットフォーム「Borland JBuilder X」を発表（2003/11/21）
（ 北原 静香 ）
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