株式会社日立製作所は3月18日、グループウェア「BROADNETBOXER」(以下、BOXER)のラインアップに、Linuxを搭載した自社サーバーで運営する「BROADNETBOXER V.」(以下、BOXER V.)を追加し、3月22日から販売開始すると発表した。出荷開始は7月からの予定。
BOXERはASPで提供されているグループウェアだが、今回発表されたBOXER V.は自社サーバー上での運営を前提としたソフトウェア。機能はBOXERとほぼ同等で、グループウェアの基本機能であるメール、スケジュール管理、アドレス管理などのほかに、BOXERの特長である、企業や部門の壁を超えたグループでスケジューリングや情報共有の環境をつくる機能も搭載されている。
同ソフトはプラットフォームとしてLinuxを採用しているため、オープンソースソフトウェアの活用が容易にでき、全文検索エンジン「Namazu」やインスタントメッセージング(IM)ソフトウェア「jabber」との接続インターフェイスを標準で備えている。日立によれば、これらのオープンソースの活用により、企業はIT資産のトータル保有コストを削減しながら、高機能なグループウェアを導入することができるという。
加えて、ユーザーの規模が拡大した場合でもサーバーの増強で対応できる設計になっており、100~1,000人規模の環境から、数万人規模の環境まで利用可能とのこと。
製品の価格は、基本モジュールが42万円からで、別途製品金額の20%の保守料金が必要。サーバーの対応OSはRed Hat Enterprise Linux AS2.1、クライアントの対応OSはWindows XP/2000/98 SE。
■ URL
株式会社日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/
ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/040318a.html
( 石井 一志 )
2004/03/18 18:23
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