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BMCソフトウェア、Oracleデータベースの統合管理を行う製品群を発表 |
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今回発表された2製品は、データベースの監視から警告・通知、障害分析と対応をシームレスに行う製品群。Performance Managementでは、監視・管理ツール「SmartDBA Cockpit」「DBXray for Oracle」、分析ツール「PATROL for Oracle」「PATROL for Windows Servers」（UNIX版の場合は「PATROL for UNIX）が含まれ、Space Managementはそれらにストレージ再編成ツール「Space Expert for Oracle」を加えた構成となっている。なお、海外では米BMCよりDB2、SQL Serverなどを対象とした製品も発売されているが、日本での発売は未定で、現状はOracle向け製品のみ提供される。 SmartDBAシリーズの核となるSmartDBA CockpitはWebベースのツールで、各コンポーネントはここから操作される形になる。DBXrayはこれと連携してほかのツールへのシームレスな橋渡しを行うサブコンポーネントで、障害発生時の一次切り分けの部分を担う。リアルタイムにデータベース状況の監視が行えるため、現状の細かな確認が可能だ。またSpace Expertは、フラグメンテーションの解消などにより、ストレージの効率的な使用を可能にする製品。これは従来より同社が販売している再編成ツール「Reorg for Oracle」の機能を拡張したものという。 ではこれらの製品群は、従来より同社が提供しており、SmartDBAのコンポーネントの1つとしても位置付けられたPATROL for Oracleだけの場合とどう異なるのだろうか。PATROL for Oracleはデータベースの動作情報を収集し、過去の状況も含めて詳細に分析できる監視ツールだが、同社のソフトウェアコンサルタント ソリューション技術部 技術本部 仁田 貴之氏によれば「同ソフトだけでは、ユーザーはデータベースがどういう状況で動いているか、どんな問題が発生しているのかを知ることはできるものの、いざ障害が発生した場合には詳しい人に頼るしかなかった。つまり、監視した後の管理ができなかった」という。 しかし、SmartDBAシリーズでは「管理を単純化して、誰でもできるようなインフラをお客様に提供する」（仁田氏）ことを目的に製品を統合化するため、1つの製品では実現できないさまざまなことを可能にするとしている。今回発表された2製品は各コンポーネントをセットにして割安な価格で提供するものだが、仁田氏は「単に、個別の製品を足して安いですよ、として販売するのではない。DBAの運用サイクルを考えてツール間の連携を十分に取っているため、ポイントプロダクトではないもの（トータルソリューション）としてお使いいただけるのではないか」と同製品の特長を語った。
■ ＵＲＬ BMCソフトウェア株式会社 http://www.bmc.com/japan/ ニュースリリース http://www.bmc.com/BMC/News/CDA/hou_PressRelease_detail/0,3519,4807124_0_14106401,00.html
（ 石井 一志 ）
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