株式会社日立製作所は、Microsoft .NET Frameworkに対応した、分散トランザクション処理ミドルウェア「OpenTP1 for .NET Framework」を3月31日から販売、6月30日から出荷する。
価格は.NETアプリケーション開発用ライブラリを含む「TP1/Client for .NET Framework」が63,000円(税込)、「OpenTP1」連携機能を追加した「TP1/Extension for .NET Framework」が315,000円(税込)、Webサーバー側アプリケーションとWebサービス間の連携機能を持つ「TP1/Connector for .NET Framework」が315,000円(税込)となっている。
OpenTP1 for .NET Frameworkでは、Visual Basic.NETに対応する開発用ライブラリが提供される。同社によれば、TP1/Extension for .NET Frameworkの機能とあわせ、基幹システムにおけるトランザクション処理開発における生産性の向上が可能だという。
TP1/Extension for .NET Frameworkでは、サーバー側で連携することで「OpenTP1」のトランザクション制御機能のほか、スケジューリング、プロセス管理、障害回復の各機能を.NET Framework上で利用することが可能だ。またアプリケーション開発とテストを効率化するVisual Studio .NET対応のアプリケーションテンプレート自動生成ウィザード、テスト環境構築ツールも提供される。
TP1/Connector for .NET Frameworkでは、IIS上のWebアプリケーションからOpenTP1上のアプリケーションを直接呼び出す機能を新たに設けており、SOAP/HTTPプロトコルを介して、同社のコラボレイティブEビジネスプラットフォーム「Cosminexus」をはじめとするJ2EEサーバーや既存システム上のアプリケーションとの連携が可能となっている。またIIS上のアプリケーション用テンプレートの自動生成機能も提供される。
■ URL
株式会社日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/
ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/040330a.html
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