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NEC、COBOLアプリケーションとの連携機能を持つミドルウェアを発売


 日本電気株式会社は3月30日、業務構築運用基盤ミドルウェアとして「DiosaGlobe APBASE R8.5」の販売を開始した。

 DiosaGlobe APBASEは、メインフレームで動作するCOBOLで開発した業務アプリケーションとの連携機能や、業務アプリケーションのログを取得することで障害原因の特定と復旧時間の短縮を可能とすることが特徴のミドルウェア。

 COBOLアプリケーションとの連係機能は、DiosaGlobe APBASEが持つ業務アプリケーションの処理内容・データ内容などのログ情報を取得する機能、業務を継続しながらアプリケーションを変更・追加する機能などを、COBOLアプリケーションの業務処理部分を修正することなくシステムに追加することができる。

 ログの取得は、「アプリケーションログ機能」の強化によって業務アプリケーションの処理性能を落とさずにシステムの本番環境でログ情報を取得することが可能となっている。また、業務アプリケーションが稼動するサーバーが障害などにより停止している間でも、ログ情報を参照することを新たに可能としている。これらにより、障害原因究明や復旧にかかる時間を短縮することができる。

 標準価格は1,725,000円からで、4月2日より出荷を開始する。同社では今後3年間で100システムの販売を見込んでいる。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0403/3001.html


( 朝夷 剛士 )
2004/03/30 17:08

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