ミラクル・リナックス株式会社と北京中科紅旗軟件技術有限公司(Red Flag Software Co.,Ltd)は3月31日、アジア向けのLinux OS「Asianux 1.0」ベータ版の開発終了と、動作検証を支援する認定アプリケーションプログラム「Asianux Certification Program」の開始を発表した。
Asianux 1.0は、両社が北京にある米Oracleの中国開発センターで共同開発したアジアのエンタープライズ向けLinux OS環境。6月中旬には両社より「MIRACLE LINUX V3.0」、「Red Flag DC4.0」の名称で出荷される。
Asianux Certification Programは、ハード/ソフトウェアベンダーによるAsianux上での製品検証を支援するプログラム。参加パートナー企業へは、Asianuxベータ版のほか、技術情報やサポート、両社製品への早期評価といった資料が提供され、互換性の検証やAsianuxの新機能を利用した製品開発を行える。
ミラクル・リナックス代表取締役社長の佐藤 武氏は「対応ソフトウェアやハードウェアを増やすことは、アジアでのエンタープライズLinux市場にAsianuxを拡大する上で重要」としている。
また米Oracleでも、「Oracle Database 10g」、「Oracle Application Server 10g」、「Oracle Collaboration Suite 10g」、「Oracle E-Business Suite」の各オラクル製品でAsianux 1.0を動作環境として早期に認証するとともに、技術サポートを提供するための取り組みを開始したとの発表が3月31日(米国時間)に行われている。
■ URL
ミラクル・リナックス株式会社
http://www.miraclelinux.com/
北京中科紅旗軟件技術有限公司(Red Flag Software Co., Ltd.)
http://www.redflag-linux.com/
プレスリリース(ミラクル・リナックス)
http://www.miraclelinux.com/pressroom/details/2004/0331_1.html
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■ URL
プレスリリース(日本オラクル)
http://www.oracle.co.jp/news_owa/NEWS/news.news_detail?p_news_code=1082
( 岩崎 宰守 )
2004/03/31 12:25
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