大日本印刷株式会社(以下、DNP)は、Webサイトと連動するデータベースに対する各種性能テストと分析、評価、改善提案を行う「DBパフォーマンス診断サービス」を4月1日から開始する。料金は800,000円からで、同社では初年度1億円、2006年に5億円の売上を見込んでいる。
DBパフォーマンス診断サービスは、データベースの全体構成図を作成して内部構造や状態を客観的に把握する「現状把握」、運用状態に関する情報収集を行って課題を抽出する「課題抽出」、環境に応じてデータベース領域やパラメーターの設定などの改善策を提案する「改善」の3段階からなり、ヒアリング調査と診断プラン作成、これに沿った分析・整理と結果報告が2~3週間で行われる。
またSQL文の問題箇所を抽出して不適切な指示や処理を取り除き、レスポンスを改善させる「SQL診断」、同社が独自に開発した計測ツールを用いてデータベースシステムの限界処理能力を計測し、障害個所を特定する「性能診断」のオプションサービスも用意されている。
同社では本サービスにより、商品情報や顧客情報などのデータベースと連動したWebサイトにおける検索時間の短縮や、ハードウェアへの過剰な投資を抑えるコストダウンを実現するとしている。
対象データベースはOracle、Microsoft SQL Server、MySQL。また対象OSはWindows NT/2000 Server 、Solaris、Tru64、Red Hat Linux 、MIRACLE LINUXとなっている。
■ URL
大日本印刷株式会社
http://www.dnp.co.jp/
( 岩崎 宰守 )
2004/03/31 14:25
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