株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイトは、同社のGIS(地図情報システム)ソリューション「EXPLANET」ブランドに、「EXPLANETエリアマーケティングシステム」と「EXPLANET総合施設管理システム」の2つのパッケージを追加して4月1日より販売する。
■ 顧客の地域的傾向を分析するエリアマーケティングシステム
エリアマーケティングシステムは、人口、世帯統計、企業統計情報と地図を重ね合わせ、データ検索、処理結果の地図上の色分け、グラフ作成などが可能となっており、百貨店、スーパーなどの流通業をはじめ、住宅メーカー、マンション販売業者、旅行代理店などの業種で、顧客の地域的な傾向分析による営業戦略、設備投資戦略の立案などが行える。今回発売されるシステムでは、通常のシステムと比べてより詳細な建物レベルでの分析結果表示が可能なほか、クラスタ分析やクロスランキング集計の機能も標準で備える。
またクライアントからサーバー側のアプリケーションやデータを操作するSBCの採用により、地図や顧客のデータをやり取りする場合と比べてデータ通信量を抑えられ、端末側で処理を行わないためレスポンスも向上している。またICカードによるユーザー認証機能も備えており、端末からのデータ流出も防止する。
システムの提供にあたっては、同社データセンターにサーバーを設置した運用もサポートされる。価格は個別見積もりとなるが、3端末での利用の場合は340万円からとなる。
■ 敷地内に複数施設を持つ大規模施設向けの設備管理システム
総合施設管理システムは、これまで設備台帳と紙図面で行われていた大規模工場や研究施設などの生産現場における敷地内の建築物、室内設備、地上・地下設備などの設備管理について、GISをベースに電子化することで情報を一元化し、安全性を向上させるソリューション。
レイアウトと設備情報を連動し、地図をクリックして設備データを参照したり、データを検索して該当設備の地図表示もできる。情報の登録・修正もユーザーが行えるほか、カレンダーと連動した定期点検履歴の管理も可能だ。また設備の償却条件、償却金額、残存簿価などの固定資産・リース管理の機能も備える。
イントラネット内での利用を想定したC/S型パッケージと、Web型の2種類が用意されている。価格は個別見積もりとなるが、3端末での利用の場合は270万円からとなる。なお今後同社では、RFIDタグと連携する物品管理機能や、入退室管理機能の追加などの機能拡張を行う予定。
■ URL
株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト
http://www.ntt-neo.com/
ニュースリリース
http://www.ntt-neo.com/news/040330.html
( 岩崎 宰守 )
2004/04/01 00:00
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