ミラクル・リナックス株式会社は4月1日、オープンソースソフトウェア「Samba3.0の国際化対応プロジェクト」を完了し、GPL(GNU General Public License)に従って、国際化対応済みのSamba 3.0パッケージ、およびプロジェクト成果を同社Webサイトにて一般公開したと発表した。
同プロジェクトでは、日本語環境で発生するSamba 3.0の問題改善を目的に、Active Directoryドメインへの参加機能、Windows NT 4.0 Serverからの移行機能などの国際化対応や、マニュアル、資料の日本語化、日本語環境における検証および、テストツールの整備などを2003年9月から行ってきたもの。なお、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が実施する「オープンソフトウェア活用基盤整備事業」の支援を受けているという。
同社は、国際化対応済みのSamba 3.0を、6月中旬に出荷予定の「MIRACLE LINUX V3.0」に取り込み、ジャーナリングファイルシステムサポートの強化、ACL機能のサポート、LDAP連携機能強化など行う。
また同社では、国際化対応済みSamba 3.0と共に「Samba導入コンサルティング」メニューの提供、および無償セミナー「WindowsユーザのためのSamba導入講座~MIRACLE LINUX V3.0 Preview~」を5月12日に開催する。