株式会社セールスフォース・ドットコムは4月13日、ASP型CRMアプリケーションの最新版「salesforce.com Spring '04」を発表し、稼働を開始した。
salesforce.comは、CRMアプリケーションをASPで提供するサービスで、年に3,4回行っているバージョンアップの際にユーザー側で大きな設定変更を必要とせずに最新版に移行できることが特徴。今回も全世界で利用しているユーザー9,500社がすべて同時に移行したという。
新バージョンでは、商品・価格表データベースの機能強化、契約管理機構能の追加、グループウェア機能の強化、およびMicrosoft Officeとの連携強化など「これまでで最大規模の機能拡張」(同社)が行われた。
さらに今回のバージョンアップに合わせ、salesforce.comのカスタマイズや機能拡張を行うプラットフォームの最新版「sforce 3.0」も発表された。
sforce 3.0では、salesforce.com Spring '04で追加されたオブジェクトへの対応のほか、フルテキスト検索やSOSL(sforce Object Search Language)などのAPI拡張機能の追加、カスタムオブジェクトに対してプログラムからアクセス可能になるなどの機能強化が行われている。
■ URL
株式会社セールスフォース・ドットコム
http://www.salesforce.com/jp/
sforce
http://www.sforce.com/jp/
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