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オレガディール、Oracle 10g対応のB2Bコラボレーションソフトを発表


Alternax 3.0の画面イメージ
 株式会社オレガディールは4月15日、B2Bコラボレーションソフト「Alternax」の最新版「Alternax 3.0」を4月21日より販売開始すると発表した。ライセンス体系には、ユーザーごとのライセンスと、ユーザー数に制限のないプロセッサライセンスの2体系が用意されている。プロセッサライセンスの場合、価格は800万円で、年間サポートライセンス160万円が別途必要。

 Alternaxは、部門や組織の壁を越え、Web上に仮想の仕事場(デジタルワークプレイス)を構築するためのB2Bコラボレーションソフトウェア。デジタルワークプレイスでは、社内の従業員はもちろん、取引先、顧客、株主などの関係者に対し、コミュニティ内のロール(役割)に応じて最適化されたWeb画面を提供する。また、従来のグループウェアが閉じた社内LANを前提としていたのに対し、同ソフトではインターネットを通じた利用を前提としているのが特長という。

 今回発表された新バージョンのAlternax 3.0では、主に搭載アプリケーションの拡充・改良と、各アプリケーション基盤を構成するミドルウェア「Contents Relation Engine」の機能強化を中心に行われ、数百名以上の大規模コミュニティへの対応、サーバーの分散化とOracle 10gグリッド機能への対応、Webサービスインターフェイスの搭載による他システムとの連携強化など、100以上の機能強化が実施されたとのこと。

 同製品はJava環境で動作するのでOSには依存しないが、オレガディールでは推奨としてWindows Server 2003/XP/2000/NT 4.0、Red Hat Linux/MIRACLE LINUXなどのLinux、Solaris/HP-UX/AIXなどのUNIXをあげている。またそれ以外に、Oracle 9i以降のアプリケーションサーバーとデータベース、画像処理用にAdobe Graphics Serverが必要。クライアント側では、Windowsの場合Internet Explorer 5.5以降、Netscape 6.1以降のWebブラウザが推奨されている。

 なお同社では、これまでAlternaxの導入実績があり、B2Bコラボレーションのニーズが顕在化している放送局、広告代理店、製薬企業、大学などへの営業活動を強化し、初年度に3億円の売上を目指すとしている。



URL
  株式会社オレガディール
  http://www.orega.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.orega.co.jp/news/2004/press040415.html


( 石井 一志 )
2004/04/15 11:27

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