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日本オラクル、生産性を向上させるJ2EEアプリケーション開発ツールのプレビュー版を発表
日本オラクル株式会社は4月19日、J2EEアプリケーション開発ツール「Oracle JDeveloper 10g」の開発者向けプレビュー版を、4月23日より提供開始すると発表した。このプレビュー版は、日本オラクルの開発者向けコミュニティサイト「Oracle Technology Network Japan」から無料でダウンロードできようになる予定。またダウンロードのページには、技術資料、オンラインの製品デモンストレーション、チュートリアル、掲示板もあわせて用意される。なお、同ツールの製品版は、2004年初夏からの提供となる見込み。
今回のバージョンアップでは、J2EEアプリケーションとWebサービスの開発における生産性を向上するため、「Oracle ADF(Application Development Framework)」という機能が新たに提供される。このOracle ADFは標準準拠のJ2EEフレームワークで、初心者から上級者まであらゆる開発者に、アプリケーションを設計・構築するための基盤を提供する。開発者はOracle ADFを利用することで、手動で下層レベルのコードを書く必要がなくなり、アプリケーションのビジネスロジックの定義に集中することができるために、開発の生産性が向上するという。
また、ウィザードによるコード生成や、UML(Unified Modeling Language)に基づくモデリング、Web画面を構成するJSP(JavaServer Pages)やアプリケーション画面をビジュアルに設計するための「ビジュアルJSP/Swingエディタ」、Webアプリケーションのページの流れを視覚的に図式化して構成する「Webページフロー・ダイアグラム」など、より視覚的な開発環境が利用できるとのこと。
なお日本オラクルでは、4月23日に東京の赤坂プリンスホテルで行われる「Oracle Java Extreme 2004」セミナーをはじめ、ハンズオン形式のセミナーを3回開催し、Java技術者に「Oracle JDeveloper 10g」を利用したJ2EEアプリケーション開発を体験できる機会を提供するとしている。
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URL
日本オラクル株式会社
http://www.oracle.co.jp/
Oracle Technology Network Japan
http://otn.oracle.co.jp/
Oracle JDeveloper 10gダウンロードページ
http://otn.oracle.co.jp/products/jdev/10g_eap/index.html
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