NECシステムテクノロジー株式会社は、マクロメディア株式会社のリッチインターネットアプリケーション(RIA)開発環境「Flash MX」を基盤に、Web業務システムの開発を容易にするRIAビジネスコンポーネント「iBizBlock」を開発、日本電気株式会社のEビジネスシステム開発環境「ActiveGlobe SystemDirector」に位置づけて提供する。同社では今後3年間で3,000サイトの構築を見込んでいる。
iBizBlockは、Flashを用いたリッチクライアントによるWeb業務システムの開発コンポーネント。図表などを用いたグラフィカルなインターフェイスとドラッグ&ドロップ機能による直感的に操作が行えるクライアントWebアプリケーションを開発できる。またビジネスロジックとUIを切り離すことで、保守対応の効率化も図られている。データ処理はクライアント側で行うため、サーバー負荷も軽減するという。
開発環境コンポーネントは4製品で構成されており、データ入力、キー制御、ボタン制御などの基本機能を提供するコンポーネントが84,000円、グラフや表、タスクや空き時間を管理するガントチャートを表示・制御するコンポーネントが84,000円、帳票の作成、印刷用コンポーネントが500,000円、サイト内で利用される部品、サービス間での整合性チェックを行うコンポーネントが84,000円。実行環境用のライセンスは別途必要になる。
同社では2003年6月よりマクロメディアと協業しており、今後NECを含めた3社では、RIAに対応する業務コンポーネントの開発について、クライアントだけでなく、サーバーサイドへも拡充する。またこれを組み合わせたWeb業務システムの開発を効率化する製品へと展開していくとのこと。
■ URL
NECシステムテクノロジー株式会社
http://www.necst.co.jp/
プレスリリース
http://www.necst.co.jp/press/20040422/index.htm
マクロメディア株式会社
http://www.macromedia.com/jp/
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
( 岩崎 宰守 )
2004/04/22 19:23
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