株式会社中本・アンド・アソシエイツは4月26日、SIベンダやソフトウェアベンダに向けた基幹業務システム構築パック「IT企業Essential」を出荷開始したと発表した。同製品は、Oracle E-Business Suiteをもとにしたビジネステンプレート「Oracle NeO」の1メニューとして提供され、ハード、ソフトを除いた最小構成価格は8,000万円から。標準導入期間は6カ月に設定されている。
IT企業Essentialは、IT企業のプロジェクト収支管理と人材育成・管理、財務会計業務に必要とされる機能に対して特化したパッケージ。同製品を利用することで、ユーザーは要件にあった基幹業務システムを短期間で構築できるという。
プロジェクトに関しては、収支の実績だけでなく、着地損益予測などを随時照会でき、リスク管理、収益管理が高度化できる。また会計面では、主要な取引データが現場入力で完結するため、経理一括集中型の処理から、分散入力の業務プロセスへ移行可能。
人材管理面では、技能や実績などのニーズに合致した人材を特定してアサインでき、人材とプロジェクトのミスマッチを回避する。さらに、社内研修プラットフォームを従業員に開放し、仕事のスケジュールに影響をあたえずに研修機会を提供できるほか、従業員の現在の稼働率、評価、検収履歴などを給与計算、人事管理システムと同じプラットフォームで一元管理が行える。
なお、中本・アンド・アソシエイツはすでに2つのOracle NeOメニューを提供しているが、今回のシステムとあわせ、3年間で50社への導入を見込んでいる。
■ URL
株式会社中本・アンド・アソシエイツ
http://www.na21.co.jp/
Oracle NeO(日本オラクル)
http://www.oracle.co.jp/services/neo/
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( 石井 一志 )
2004/04/26 17:05
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