ウイングアークテクノロジーズ株式会社は5月6日、MetaFrameと連携する帳票印刷用モジュール「SVF for MetaFrame ver.6.3」を発表した。価格は30万円(税別)。また同時に、同製品と連携する拡張モジュール「RD Client for MetaFrame ver.6.3」、「RD Utility for MetaFrame ver.6.3」も発表されており、価格はそれぞれ10万円(税別)、25万円(同)。3製品とも、5月10日より出荷開始となる。
SVF for MetaFrameは、MetaFrameを利用するサーバーベースコンピューティング環境下で課題となる拠点側の大量印刷を、スムーズに行うための帳票印刷用ソフトウェア。同製品では、各社プリンタのプリンタ記述言語に対応した専用ドライバで印刷することができ、「スリムプリント」技術によってデータ量をコンパクトにしている。このため、従来のイメージ印刷に比べ約1/10までの圧縮を実現し、システム全体のトラフィックを軽減するという。また、通常のMetaFrame上で動作するアプリケーションは画面処理や印刷所理をまとめて行うが、SVF for MetaFrameでは印刷処理を独自プロトコルで分担処理することにより、サーバー側の負荷も削減できる。
さらに、拡張モジュールであるRD Client for MetaFrameを利用することで、生成した帳票データをプリントサーバーソフト「Report Directorサーバ」内にスプールし、クライアントからの分散印刷や再印刷の要求に対応する。
またRD Utility for MetaFrameでは、Report Directorサーバにあるプリンタの監視画面をモニタして、クライアント上で文書管理を行うことが可能。これにより、エンドユーザー側で業務に必要な分散印刷や再印刷などの要求を実行することができる。
なおこれらの製品を利用するためには、帳票デザインのための開発環境として同社の「Super Visual Formade 設計部 ver.6.3」が必要。またRD Client for MetaFrameやRD Utility for MetaFrameを利用する場合は、「Report Director ver.6.3」も必要となる。
■ URL
ウイングアークテクノロジーズ株式会社
http://www.wingarc.com/
SVF for MetaFrame
http://www.wingarc.com/doc/products/detail/d10.html
( 石井 一志 )
2004/05/06 12:30
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