日本電気株式会社(以下、NEC)は、高速文書閲覧システムの最新版「DocumentSkipper Ver2.0」を5月7日より発売、6月中旬より出荷する。価格は税別で30万円から。同社では今後3年間で300システムの販売を見込んでいる。
DocumentSkipperは、JPEG2000や独自開発の高速画像配信技術を組み合わせた高速文書閲覧システム。サーバーに蓄積した新聞や書籍、マニュアル、カタログなどの文書を、Webブラウザからページをめくる感覚で連続表示することが可能だ。また画質を保って特定個所を拡大するなどのページの詳細表示も行える。文書の印刷やデータ保存を制限する機能も備える。
新バージョンとなるVer2.0では、電子文書と、スキャナで取り込んだ紙文書の文字情報を抽出しての全文検索する機能や、閲覧文書にリンクするURLの有効期限を設定できる機能を追加している。
また文書管理データベースとして、新たに日本オラクル株式会社の「Oracle Database」に対応した。これにより同社では、システムの拡張性・可用性を確保したほか、Oracle Databaseの全文検索機能「Oracle Text」による高速な検索が可能としている。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0405/0702.html
( 岩崎 宰守 )
2004/05/07 17:53
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